インデックスガーデン

いつか撒いたその花の種が、いつか咲き誇ることを

国内債券のアセットクラスはネット銀行の定期預金で代用します

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現在組んでいるアセットアロケーションには、株式クラスが100%で債券クラスが一切含まれていないため、何とかしたいという課題があります。

自分を労働資本とみなせば、まだまだ働き盛り(働きたくはありませんが)なので、今の時点では問題ありませんが、比較的高いリスクのアセットアロケーションをこのまま将来に渡って運用し続けるわけにもいきません。

『投資の大原則』(バートン・マルキール*1、チャールズ・エリス*2著)を読んでいたところ、両著者のうちチャールズ・エリスの年齢別資産配分計画が、リスク許容度的にちょうど良さそうだったので、これに従ってみることにしました。

【参考】チャールズ・エリスの年齢別資産配分計画

年齢層 株式の比率 債券の比率
20-30代 100% 0%
40代 85 - 100 10 - 0
50代 75 - 85 25 - 15
60代 70 - 80 30 - 20
70代 40 - 60 60 - 40
80代以上 30 - 50 70 - 50

(出典:『投資の大原則』5章より)

現在30代なので、チャールズ・エリスの提案に従うなら債券比率は0のままでも良さそうですが、40代で10%の債券比率を実現するには、他のアセットクラスを売却しない限り、とても10%もの資金の用意ができません。

他のアセットクラスを売却しない、ノーセル・リバランスを行うには相応の資金が必要ですが、何も一度に実行する必要はないので、これから約10年ほどかけて積み立てながら実現しちゃおう、というのが今回の作戦です。

債券クラスの投資対象に悩む

アセットアロケーションの債券部分の選定には、ずいぶんと悩まされました。

外国債券クラスは不要

外国債券のアセットクラス不要論は、上記、山崎元さんの記事が参考になります。

ざっくり、下記のように理解しています。

  1. 外貨建の金利が高く見えても、円貨建にすると金利に大差が無い。外債は為替リスク付き
  2. 外国株式で為替リスクを取っているので、外国債券まで組み込むと為替リスクの取りすぎ

「外国債券を持つと、円安になったときには儲かりますが、円安の場合に儲かるのは外国株式や国内株式も同様なので、内外の株式に投資しているなら、円安への備えは十分であって、むしろ、実質的な為替リスクの取り過ぎが心配なので、内外株式に加えて外国債券を持つのは過剰です」と説明すると、より運用判断の実態に近い。

1の部分は一度立ち止まって考えないと理解ができませんでしたが、2の部分に関しては上記の引用が直感に近いかたちで理解できます。

よって外国債券のアセットはバッサリいらないと判断しています。

国内債券インデックス・ファンドは不利な状況

じゃあ国内債券インデックスファンドでの運用を考えたいところですが、マイナス金利政策の影響で現在の債券価格は高い水準にあると考えられます。

今後日本がインフレになった場合*3は金利が上昇し、債券価格が下落します。

マイナス金利によって上昇した現在の債券価格で、国内債券をファンドで運用し始めるのは、よくなさそうです。

個人向け国債変動10年ってどうなの?

国内のインデックス投資に関する本を読むと、国内債券のアセットクラスの構成としておすすめされているのが、個人向け国債変動10年ものです。

国が発行しているものなので信用力は抜群、2年目以降は全額・中途解約が可能で、0.05%(税別)の最低金利保証、とリスク面だけを見ると個人投資家向けのリーサル・ウエポンです。

メガバンクの預金の店頭金利0.01%*4と比較すると、個人向け国債の0.05%という金利は魅力的です。

ですが、例えば100万円を預けても1年間で500円(税引前)なので、金額に換算して考えるとそれでも微妙です。

少額のうちはネット銀行の定期預金で十分っぽいです

けっきょく低リスク資産としての資金の置き場所は、ネット銀行の定期預金で今は十分という結論になりました。

私が選んだのはSBI証券で取引するために開設した、住信SBIネット銀行のネット定期(冬のキャンペーン)もので、金利は0.20%(税別)です。

100万円の預入で1年間で2,000円(税引前)、ノーリスクで得られるリターンとしては、まぁいいんじゃないかな、という水準です。

銀行預金は1金融機関につき1,000万円の元本とその利息までは、保証されています*5ので、預金が1,000万円を超えなければ銀行が倒産して取りっぱぐれるようなリスクもありません。

今後、低リスク資産のアセットが1,000万円を超えた場合や、金利上昇の局面を迎えた場合は、その時に個人向け国債変動10年を振替購入すれば良いだけです。

とりあえず当面は、無理に国内債券のインデックスファンドや、個人向け国債変動10年などの金融商品で運用する必要はなさそうです。

*1:投資のバイブル『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者

*2:投資のバイブル『敗者のゲーム』の著者

*3:実際に政府はデフレ脱却に向けてそういう政策を摂っています

*4:2020年1月現在、みずほ銀行の場合

*5:預金保険制度:金融庁