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【書評】『金持ち父さん貧乏父さん』金融リテラシを学ぶため一度は読みたい良書

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金持ち父さん 貧乏父さん

ずいぶん昔に大ベストセラーとなった、マネーリテラシーの本『金持ち父さん貧乏父さん』

ひょんなことから手に取り読了したので、その感想です。

『金持ち父さん貧乏父さん』との出会い

『金持ち父さん貧乏父さん』は、自己啓発というより投資関連書籍と言っても良いと思いますが、どこかでマルチ商法関連の書籍と聞いて、ずーっと読まず嫌いでいました。

偏見しかなかった本書を手に取ったきっかけは、YouTubeで有益な情報を配信しているリベラルアーツ大学の両学長です。

動画の中で影響を受けた本として度々言及しており、だんだん偏見より内容が気になる気持ちが強くなってきた頃に、古本屋で投げ売り状態だったものを手にしました。

結論からいうと、ものすごい良書です

内容に関しては、良い意味で完全に裏切られました。結論から言うと、ものすごい良書です。

この本との出会いで、人の噂に左右されず、実際に自分で触れて自分で判断する事の大切さを痛感しました。

偏見を持って30代まで読まずに生きてきたことで、得られなかったチャンスがいくつもあったと気づかされました。

金持ち父さんの六つの教え

本書は二部構成となっており、第一部は「教えの書」として、金持ち父さんの下記6つの教えが物語形式で語られます。

  1. 金持ちはお金のためには働かない
  2. お金の流れの読み方を学ぶ
  3. 自分のビジネスを持つ
  4. 会社を作って節税する
  5. 金持ちはお金を作り出す
  6. お金のためではなく学ぶために働く

会社を辞めて起業しろとか社長になれとか、そんな突拍子もないことは書かれていません。ただ、その方が税制上有利だとか説かれる内容にはきちんと理由のある、論理的なものばかりです。

翻訳された本のため、アメリカの制度や過去の歴史をベースとしていますが、日本国民にとって参考にならないとか、そういうことは一切ありません。

後半はとにかく熱い

後半の第二部は「実践の書」となっています。

  1. まず五つの障害を乗り越えよう
  2. スタートを切るための十のステップ
  3. 具体的な行動を始めるためのヒント

後半の内容が特にお気に入りで、まるで名作のファンタジー小説でも読んでいるかのように、内容に引き込まれました。

淡々とした内容ではあるのですが、得られる知識にかなりの熱量を感じるのです。

ちなみに、ここまでずっとベタ褒めしていますが、全てを絶賛しているわけではありません。

特に投資に対する考え方は、著者のロバート・キヨサキ氏はバランスより一点集中を提唱しています。

利益の追求が最優先ならそうだよね、と分かるのですが、分散が大好きなインデックス投資家目線では、手放しに共感できる内容ではありませんでした。

【総評】誰もが一度は読むべき良書

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なんと20年前の本

投資をやる人、やらない人、世の中には様々な種類の生き方があると思います。

しかし、資本主義社会で生きていくには、お金は欠かせない存在です。お金について正しく学ぶことで、その後の人生が大きく変わるといっても過言ではないでしょう。

100%の盲信はできませんが、お金を使ったことがある人なら、誰もが一度は読むべき良書と言いたいです。

大切なのは、本の全てを吸収することではなく、何か一つでもヒントが得たら儲け物と考え読むのなら、実りの多い内容であったと自信を持って言えます。

なぜ、こんな良質な本がマルチ商法の本と呼ばれていたのか少し調べてみると、本の内容で感動させてマルチ商法へ誘うためのドアノック・ツールとして使用されているようです。それだけ、人の心を動かしやすい本だとも言えます。

まだ読んだことがない方は、一度は読んでみることをおすすめします