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【書評】『となりの億万長者』金持ちになりたければ金持ちのことを知ろう

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『となりの億万長者』という本を読んだので、その感想です。

小説は紙の本、それ以外は電子書籍派なのですが、この本はKindle版がありませんでしたので、古本屋で紙の本を買ってきました。

このブログを立ち上げ、色々と調べるようになるまで全然知りませんでしたが、投資家の間ではけっこう有名な書籍のようです。

億万長者(ミリオネア)は特別なひとたちではない。
常識とわずかな努力で、誰でもお金持ちになれる。
膨大なインタビューから「億万長者」の実像を描いた古典的名作。

あなたは蓄財優等生?劣等生?

本書の前半部分に、現在お金持ちかそうでないかをざっくり計算する式があり、面白かったので引用してみます。

年齢に、税引き前の年間家計所得(相続から得られる年収は含まない)をかけ、10で割る。ここから、遺産相続額を引いた金額が期待資産額である。
出典:『となりの億万長者』31頁

言葉をはしょって計算式にすると以下の通りです

  • 年齢 × 年収 ÷ 10 = 期待資産額

この計算式より算出された期待資産額より、より多くの資産を持っていれば蓄財優等生で、少なければ蓄財劣等生です。

5,000万とか1億持ってるとか、そういう分かりやすい数字ではなく、年齢と年収をベースに算出するところがユニークですね。

例えば、日本人の平均年収と平均労働年齢*1で計算すると、

  • 46歳 × 440万 ÷ 10 = 約2,000万円

2,000万円もの資産がないと、蓄財劣等生にカテゴライズされてしまいます。

新社会人などを想定して計算すると、とうてい難しい金額になってしまいますが、40代中頃を想定するとやけに生々しい数字です。

収入が多い=資産家ではない

前述の計算式が指すのは、つまり収入が高ければ金持ちというわけではない、ということです。

人が羨むような収入があるのに、じゃぶじゃぶ使って蓄えがない人は資産家と呼べません。

例えば、プロ野球選手が引退はひどい生活を送っている話とか、宝くじの高額当選者がが最終的には破産した話などが、まことしやかにささやかれるのは、つまり、収入が多くても、資産家になれない人はなれないことの裏付けにもります。

現在、仮に多くの収入を得ていたとしても、資産を築くための努力は収入とは全く別のところで必要、ということですね。

資産家になるには倹約しかない

この本が始終繰り返しているのは、資産家になりたければ、倹約を重ねろということです。

地味な話ですが、倹約は多くの人にとって収入を上げるよりも、即効性のある改善策であることは間違いありません。

金持ちといえば、派手なスポーツカーに乗って、一等地に豪邸を建て、年に数回海外旅行へ行くような人たちをイメージするかもしれませんが、それはメディアが庶民に植え付けただけのイメージです。

実際、本当のお金持ちは、往々に世間一般よりつましい生活を送っているものです。

世界一の投資家のウォーレン・バフェットの生活が質素なのも結構有名な話しみたいです。

【まとめ】

この本は、どうすれば億万長者になれなれるのか?を説くハウツー本ではありません。

ただひたすらに、億万長者はどういう人が多いのか?といった傾向を多面的に調査と研究した結果が書かれた本です。

そのため事実からヒントを得よう、という姿勢で本書と向き合う必要があります。私は一種の参考書と位置付けました。

本の大きさ自体は、英単語帳くらいコンパクトなのですが、ギッシリ約350ページものデータが詰まっています。

アメリカ人が調査の対象のため、場合によっては日本人にはそのまま当てはめることは難しいと思われる部分もありましたが、それでも得られるものは多かったです。

お金持ちになりたければ、お金持ちのことを知ろう